保険は保険、投資は投資。夫の終身共済を解約して分かったこと 〜保険解約シリーズ⑤〜

保険

「保険は保険、投資は投資。混ぜるな危険」

これは両学長の言葉。ブログを始めたことによって再度いろいろ数字を確認して実感することができた言葉だ。

保険は万が一のための「保障」、投資はお金を「増やす」ためのもの。この2つの役割を一緒くたにしてしまうと、実は結構な機会損失をしているかもしれない——そんな話を、我が家の実例を交えて書いてみる。

今回このブログを書いたきっかけは、家にある保険関係の書類を処分したかったからだ。処分する前に、記録として残しておこうと思った。

夫が入っていた終身共済の実態

両学長のYouTubeライブを聴くようになってから「貯蓄型保険はぼったくり保険」と何度も耳にした。そこでもしかしたらと思い前回解約しなかった終身共済の保障の内容の資料を取り寄せた。

そしたら、夫が加入していた終身共済は死亡時に400万円が支払われるというものだった。そしてこの400万円は60歳で亡くなっても、80歳で亡くなっても、90歳で亡くなっても変わらない金額だった。

即、解約の案件だった。

正直、「保険に入っているから安心」と思い込んでいただけで、中身は全く把握していなかったのだ。

保障内容は家にある書類(共済証書)を見れば分かっただろうにそれも今まで確認していなかったのだ。

長期で考えると、、、

何十年経っても同じ補償額。それはお金の勉強をしていたので大損している事に気が付けた。

優良なインデックス投資で、控えめに年5%の利回りで計算すると、お金が2倍になるのは約15年後、3倍になるのは約23年後だ。

この終身共済の本体を解約する約2年前に、付いていた特約だけを先に解約している。その時にも、本体の保障内容について説明を聞いたはずなのに、そこには気づけなかった。

解約→投資へ

私たちはこの終身共済を解約することにした。解約返戻金は317万円。このお金を投資に回すことにした。

結果、3年弱で400万円を超えた。

正直、これはただ株価の調子が良く、円安が進んだタイミングだった、という運の要素も大きいと思う。誰にでも同じ結果が約束されているわけではない。

この表を見て、もうひとつ気づいたことがある。この終身共済、実は年払いの掛金が0円だった。今までに払い込んだ分だけで、保障が続くタイプだったらしい。これも、ブログを書くために書類を見返して知った。(契約時にはきちんと聞いていたはずだが忘れている)

そして、今までの掛金の累計額は、約600万円。この金額にも驚いた。両親が、いったい何年前からこれを掛け続けてくれていたのだろう。

共済の担当の方がしてくれる提案は、私たちのためではなく、営業のためのものだ。600万円という金額が、その当たり前のことを、気付かせてくれた。

掛け捨て保険と終身共済の対比

ここで改めて、掛け捨て保険と終身共済の違いを整理。

掛け捨て保険終身共済
保障期間一定期間のみ一生涯
保険料安い高い
貯蓄性なしあり(ただし利回りは低め)
途中解約戻ってこない解約返戻金あり(元本割れすることも)
向いている人保険料を抑えて自分で運用したい人保険で強制的に貯めたい人

こうして並べてみると、「保障」と「貯蓄」という2つの役割を1つの商品にまとめているのが終身共済、と考えることができる。そして、その分だけ保険料は割高だ。

終身共済が向いているのは、「保険で強制的に貯めたい人」。でも、我が家の実例を見て思うのは、あの割高な保険料と投資とでは、桁違いに差がある、ということだ。当時は、投資という選択肢そのものを知らなかった。知っていたら、迷わず投資を選んでいたと思う。

「投資」知って良かった

投資をすることに最初は不安があったけれど、必要に迫られて色々調べたら出来た。パソコンに不慣れな私でも出来た。必要なのはやる気だけだった。

一度仕組みを設定してしまえば、あとは基本的にほったらかしでいい。日々値動きをチェックして一喜一憂する必要はない。というかしない方がいい。

「ほったらかしでいい」というのは、「何もわからないまま放置していい」ということではない。お金の勉強をしないままだと、投資に回す金額の設定を間違えてしまったり、本来いじらなくていいところを、不安になっていじってしまったりということが起きがち。せっかくの「ほったらかし投資」のメリットを、自分で壊してしまうことになりかねない。

投資の基本の勉強は、必須。でも、難しくはない。

保険は保険、投資は投資。混ぜるな危険——両学長のあの言葉が、今は骨身に染みている。

掛け捨て保険も必要。次回はこれがテーマ。


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