前回、終身共済を解約した話を書いた。「保険で貯める」より「投資で増やす」方がよかった、というのが正直な実感だ。我が家に限った話ではなく、投資の勉強さえすれば、誰にとってもそうなのではないかと思う。
でも、それで「保険はもう何もいらない」という話になるかというと、そうではない。今日は、掛け捨て保険について。
改めて、掛け捨て保険と終身共済の違いを整理。
| 掛け捨て保険 | 終身共済 | |
|---|---|---|
| 保障期間 | 一定期間のみ | 一生涯 |
| 保険料 | 安い | 高い |
| 貯蓄性 | なし | あり(ただし利回りは低め) |
| 途中解約 | 戻ってこない | 解約返戻金あり(元本割れすることも) |
| 向いている人 | 保険料を抑えて自分で運用したい人 | 保険で強制的に貯めたい人 |
ここで誤解してほしくないのは、「投資するなら掛け捨て保険にも必ず入るべき」というわけではない、ということ。
保険はそもそも、万が一のことがあったときに、残された家族が生活に困らないようにするためのもの。つまり、遺族年金と貯蓄(投資資産を含む)で家族の生活が成り立つのであれば、掛け捨て保険は不要という考え方もできる。
逆に、貯蓄や投資がまだ十分に育っていない段階だったり、遺族年金だけでは生活費が足りなかったりする場合には、その不足分を補うために掛け捨て保険は必須だ。
保障額はどう決める?
ここで大事なのが、保障額の決め方。
「保険料としていくらなら払える」という基準で保障額を決めてしまいがちだが、それだと本当に必要な保障額と一致しているかどうかわからない。
考え方としては、次のようにシンプルに。
支出見込み:子どもが独立するまでの生活費、教育費など
収入見込み:遺族年金の受給見込み額、配偶者の収入、現在の貯蓄・投資資産
必要保障額 = 支出見込み − 収入見込み(遺族年金+貯蓄・資産)
支出見込みの金額を出すためには大まかでもいいから家計管理が必要になる。(これは老後資金を考える際にも必要)
「払える金額」ではなく「本当に必要な金額」で考えることで、実は払いすぎていた保険料に気づく、ということも少なくない。
……とはいえ、そもそも掛け捨て保険は、終身保険に比べればそれほど高いものではないはず。


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