「30万円お得」のはずだった 〜保険解約シリーズ③〜

保険

前回、農協の保険をまとめて解約した話を書いた。でも実は、そのとき解約しなかった保険がある。終身共済と、年金共済。

今日は、一度は「残す」と決めた保険を、なぜ結局解約したのかの話。

「終身共済」の意味を、知らなかった

まとめて解約したあの日、担当の方に聞いてみた。私の終身共済って、どういうものですか、と。

恥ずかしながら、「一生涯保障が続くもの」という認識しかなかった。ちゃんと理解できたのは、FPの勉強をしてからだ。

私の終身共済の内容はこうだった。年3万円ちょっとを60歳まで払う。60歳前に亡くなれば200万円、60歳以降なら100万円。

電卓を叩いて、「30万円お得」だと思った

その場で計算してみた。(途中で共済の商品を何度か乗り換えているかもしれないので、金額は正確ではないけれど。)

加入から60歳までの23年間で、払うのは 3万円 × 23年 = 約70万円。

60歳を過ぎてから亡くなっても100万円もらえるなら、30万円お得…?

そう思って、このときは残すことにした。

シミュレーションを知って、ひっくり返った

ところが。資産運用シミュレーションを知って、あの「30万円お得」の見え方が変わった。

お金は、時間をかけて増やせる。なのにこの保険は60歳を過ぎたら、70歳で亡くなっても、80歳で亡くなっても、ずっと100万円のままだということ。何十年経っても、1円も増えない。

この終身共済は、自分のお葬式代になるかな、と思って掛けていたもの。でも、60歳前なら200万円、60歳を過ぎればいつまでも100万円。冷静に見れば、保険に頼らなくても、貯金で賄える金額だ。

それで、解約を決めた。

終身共済の解約

夫と私の終身共済を解約した。夫はいつから掛けているのか分からない。昔から両親がかけてくれていたものだから。そして見直しの提案が何度かあっただろうから単純に今の保証とは比べられない。けれど事実として払込金額と払戻金額の差は300万近いという事だ。それまで何もなく健康だったのだから良かったのだけど安心料としてはちょっと高すぎる。

あと夫は、会社の福利厚生の互助会にも入っていた。万が一のことがあった場合に、保障金(見舞金)が出る制度だ。これは給与天引きだったので、正直、頭からすっぽり抜けていた。なので、こちらはそのままにして、解約したのは終身共済だけにした。

勉強したおかげで気づくことができた。

保険年払額(千円)既払込掛金(千円)払戻額(千円)
終身共済(夫)ー6054※3174
終身共済(私)30629448

※終身共済(夫)の既払込掛金には、終身保険の特約分の保険料も含まれています。

年金共済は、農協の銀行窓口で教えてもらった

年金共済に入ったきっかけは、お金への不安だった。何か少しでも増えるものはないかと、農協の銀行窓口で相談して、教えてもらったのが年金共済。

夫の分は、老後用に。私の分は、子供が大学に行く頃に仕送りの足しになるように、45歳から54歳まで積み立てて、55歳から受け取る予定だった。

夫の年金共済は、終身共済と一緒に解約した。

終身共済と年金共済は老後のためのものなので投資に回した。

私の分は、払込があと2年ちょっとだったので、このときはそのままにした。

でも結局、その5ヶ月後、窓口に行って解約した。

私の背中を押したのは、「保険の仕組み」と「お金は時間をかけて増やせる」の二つを知ったことだった。お金の勉強は大切だ。

※これはあくまで我が家の場合。必要な保障は家族構成や健康状態でまったく違うし、一度解約すると、持病によっては入り直せないこともある。解約は、よく調べてからじっくりと。

コメント

タイトルとURLをコピーしました